ごあいさつ
歴史と伝統のある分子病理学研究会をお世話させていただき大変光栄に存じます。この研究会は、1988年に慶應大学の廣橋説雄先生がはじめられた伝統ある研究会です。分子病理学ということで、単に病理学にとどまらず幅広い基礎科学の講演がなされてきており、サイエンスとしての深い医学、時には医学を離れたトップサイエンスの世界に触れることで、見聞を深め、また会員、非会員に関わらず、参加者が交流することで、異分野の研究者の交流が進むばかりではなく、若手にとっても日頃お話する機会がないような最先端研究者の先生と交流することで見聞を深める大変有意義な会がなされてきました。
従来は、郊外のバカンス用の宿泊施設に一同集まり宿泊して、講演の後は野外バーべキューで親睦を深めるというのが通例でした。コロナ禍のため2020年、2021年と2年間延期となり2022年は金沢で開催となりました。2023年は北海道にお越しいただき、クラークシンポジウムと銘打って、北大キャンパスを堪能いただければと考えています。1日目は、医学部のフラテホールで開催します。最先端のサイエンスを交えた講演、学部学生を含む若手を中心とするポスター発表、そして場所を移さず、バーベキューで交流できればと思います。また、2次会以降も、敷地内の医学部百年記念館で、アルコール・ノンアルコールを準備しますので、心行くまで懇親いただくことが可能です。残念ながら大学構内に宿泊施設はありませんので、各自ホテルはご予約いただかなくてはなりませんが、北大は札幌の中心部に所在しますので、札幌駅までお天気が良ければ徒歩でも15分程度、タクシーでは5分、10分です。2日目は、医学部と道を挟んで向かいにある工学部の鈴木章(2010年ノーベル賞受賞)記念ホールで開催します。お天気がよければ、緑に囲まれた朝の北大構内を歩きながらお越しになられるのも気持ちのいいものではないかと思います。
2023年夏は、緑あふれる北大構内でサイエンスを堪能し、バーベキューで懇親しましょう。「クラークシンポジウム」に奮ってご参加ください。